FXとは?

外為方の改正によりそれまで為替ディーラーなどの金融機関のみ外国為替市場でFXができましたが、今では証拠金制度を使い、FX(外国為替証拠金取引)ができるようになっています。プロの元為替ディーラーがどのように為替相場を分析すればいいのかを解説してくれます。

FXとは?

銀行の為替取引とマージンFXとのちがい

 

普段、テレビで「現在の外国為替市場は□□……」というニュースをよく見かけます。今や為替レートは株価と同じくらいに個人の関心事なのです。そのときの為替レートと銀行の店頭で「TTレート」として提示されるレートとにかなりの違いがあることに気づかれるかたも多いと思います。これは後に述べるインターバンク・レートをテレビは伝えているのですが、すなわちそれが為替の「卸売価格」であり、TTレートが「小売価格」ということになります。

 

小売市場である銀行窓口の営業時間は、午前9時から午後3時までで、卸売市場が1円以上動かなければ仲値は変更されません。また電信相場では、その仲値に1円プラスしたものが顧客のドルを買う値段で、1円引いたものがドルを売る値段になります。電信相場とは、海外への送金や第三者への送金を行う場合で、直接現金を扱わない取引のことです。現金やトラベラーズチェックになると仲値に2円から3円プラスマイナスしたものが買値、売値になります。

 

一方、証券会社窓口の営業時間は午前9時から午後5時までで、証券会社によって1日に3回から4回、社内レートの仲値が変更され、それに20銭から50銭をプラスマイナスしたものが顧客のドルの買値・売値になっています。しかし、その卸売市場であるインターバンクは24時間休みなく動いているので、その時点での双方の取引価格には乖離が発生しています。

 

個人で外国為替を外貨送金目的でなく、一つの相場として取引しようと考える人は今までも少なからずいました。しかし、上記のようなサービスでは、長期的スタンスでならともかく、比較的短期の取引をおこないたい人にとっては、銀行や証券ではFXができません。

 

また、あくまでも相場の変動から不のたびに約定金額全額の資金を用意はならないというのは大変煩わしい取引、商品の場合なら先物取引のよでステムがあるのに、今まで外国為替1した。さらに、上記のサービスだと、1回発生します。これも短期の取引をおこないたい人にとっては、銀行や証券の営業時間外の相場変動についていく
ことができません。

 

また、あくまでも相場の変動から利ざやを狙う投資家にとって、取引のたびに約定金額全額の資金を用意し、また窓口まで持っていかなくてはならないというのは大変煩わしいものがあります。株の場合なら信用取引、商品の場合なら先物取引のように証拠金を利用した差金決済のシステムがあるのに、今まで外国為替取引にそういう商品はありませんでした。

 

さらに、上記のサービスだと、1回の取引に20銭から1円の手数料が発生します。これも短期の取引をおこないたい投資家にとってはコストの高い取引になってしまいます。

 

そこで、外国為替を株の信用取引や先物取引のように証拠金で、すなわち取引金額を想定元本とした差金決済で、インターバンクと同じレベルの価格で、なおかつ手数料を極端に安く取引する方法がないものかと考えるのは自然な発想です。このような金融商品は、海外では商品や金融証券先物の取次業者を中心に多くの金融機関で取り扱われています。日本では旧外為法のもと、外国為替は銀行のみの扱いに限定されていました。しかし、銀行ではそうした証拠金取引の強い投機性や、そのシステムが銀行の信用管理システムになじまないなどといった理由により避けられ、一般の個人投資家には手にすることができないものでした。

 

ところが、外為法改正後、いわゆる為銀主義の撤廃により、1998年の10月から商品先物会社のダイワフューチャーズ(現在の「ひまわり証券」)を皮切りに、日本でも外国為替を相場として取引できる商品が開発されるようになりました。これにより個人投資家でも金融機関の為替ディーラーと同じレベルで為替を取引できるようになったのです。

 

外国為替を銀行で現金取引した場合と業者のマージンFXで取引した場合との違いを比較しています。例として、100万ドルをインターバンクで105.00円あたりで買い、110円のときに転売した場合を想定しています。この表を見ると、同じ為替取引でもその取引コストと資金効率の面においてマージンFXのほうが多くの面で優れていることが理解できるでしょう。